豊橋にこだわる理由

このまちで受け取ったものを返していく

豊橋麦酒醸造所が豊橋にこだわるのは、会社の土地があるという理由だけではありません。事業を引き継いだときに力を貸してくださった方々、日々の仕事を支えてくださる方々への感謝があります。豊橋を大切にする人たちと一緒に、豊橋に残る仕事をつくりたい。その想いが、計画の中心にあります。

地域の名前を商品に付けるだけでは、地域に根付いたビールにはなりません。地元の人が飲み、地元のお店で選ばれ、贈り物として手渡される。造り手の顔を知っている人が増え、少しずつまちの暮らしに溶け込んでいく。その積み重ねを大切にします。

山と海と畑と食と人をつなぐ

豊橋には、自然、農業、食、ものづくり、そして地域で活動する人たちがいます。私たちは、その一つひとつをビールの周りでつないでいきたいと考えています。

たとえば、地元の食材を使う飲食店で、その料理に合う豊橋のビールを飲む。地元で育てられた原料を、味に合う形で商品に生かす。イベントで知り合ったお店へ、後日食事に出かける。ビールを入口に、人やお店に関心を持つきっかけが増えれば、地域との関わりも深まります。

地元素材はおいしさにつながる使い方で

豊橋産の米など、地元の原料を使う商品を検討しています。ホップも試験的に育てており、将来は豊橋で育てたホップを使うビールにも挑戦したいと考えています。

ただ、地元のものなら何でも入れるという考え方ではありません。原料の風味や役割を確かめ、そのビールのおいしさにつながる使い方を探します。地域性と品質の両方に納得できる商品を育てていきます。

豊橋を知ることも仕事の一つ

地元の飲食店を訪れ、地域の方と話し、歴史や文化を知ることも、醸造所づくりの一部です。外から見ているだけでは分からない豊橋の面白さを、自分の足で確かめたいと思っています。

「豊橋って、こんなところが面白い」。そんな会話が、ビールを囲む席から広がることを目指します。